看護師が老健で働くとき

看護師が働く老健
看護師が老健で働くときの疑問をまとめました。

老健って給料が安い本当?

はい。本当です。
基本給は病院勤務と同じくらいの25万円ほどですが、ボーナスで差が付きます。
例えば大学病院だとボーナスで100万円ほどもらえますが、老健だと良くて50万円です。
つまり月給では差がないですが、年収で見るとボーナスの50万円ほどが低くなるでしょ。

老健って夜勤はあるの?

はい。あります。
毎日看護師が1名は夜勤で入ります。

看護師はどんな仕事なの?

バイタルと服薬管理がメイン業務です。
その他は、介護士と一緒に介護の仕事をします。
おむつ交換、入浴・食事介助、レクリエーションなどなど。
老健によっては看護業務が少なめで、介護中心になるかもしれません。
老健で働いた男性の話では、看護業務が少なく、介護中心になることへ抵抗を持つ看護師は多いそうです。

看護師なら老健に入れる?

いいえ。
ある程度経験のある看護師限定です。
老健の看護業務は、かんたんかつ基本的なバイタルや服薬管理のみです。
しかし入居者の体調が悪くなったときには、対応の判断が求められます。
病院であれば、医師や先輩看護師の指示に従えばいいかもしれません。
ですが老健は医師がおらず、夜勤の場合はほとんど看護師1名だけです。
そのため、看護師として最低でも1年の経験が必要でしょう。

老健で働いた看護師の理想と現実

愛知県にお住いのHさん(30歳)
私は看護師として耳鼻咽喉科1年6ヶ月、泌尿器科1年6ヶ月、腎臓内科1年6ヶ月、老健4年、救急科1年6ヶ月と働いてきました。
親が看護師ということもあり、幼いころより看護師という職種に憧れています。
4年制大学の看護学科を卒業し、新卒で総合病院に就職しました。
就職して配属された病棟は混合科で、泌尿器科、救急科、耳鼻咽喉科、腎臓内科といったさまざまな科が混在した病棟です。
実家から通勤しており、通勤に車で片道40分のところに住んでいました。
そんな私の理想と現実を語りつくそうと思います。

理想の業務内容

老健に転職したとき、看護師として患者さんの要望に対応し、医師の処置や検査の介助等を行うことを想像していました。

現実は・・

でも老健に転職してみると、患者さんのほとんどが寝たきりの高齢者であり、日常生活動作に介助を要する方ばかりでした。なので、排泄介助、食事介助、移動時の介助が業務の大半を占めていました。検査、処置、点滴、採血等もありますが、大体は患者さんに食事を食べさせてあげたり、寝たきりの患者さんのオムツ介助に時間をとられることが多かったです。また、事務作業も多く、申し送りの記入や入退院時の記録、もちろん毎日のカルテ記録も多くありました。

理想の給料

理想としては基本給を月25万円以上を希望します。また、夜勤手当や時間外労働手当ても一ヶ月平均4、5万円が理想です。

現実は・・

理想は上記の通りですが、実際は基本給は月20万円程度でした。地域手当、交通手当て、夜勤手当、時間外労働手当て等ありましたが、年金や税金等で引かれるので手取りは月23万円程度でした。また、シフトの都合で夜勤の回数が減ってしまうと、その分手取りも減ってしまうのが残念でした。

理想のシフト

理想のシフトは週休が2日あり、夜勤も一ヶ月に4回前後あり、有給休暇も消化できるのが理想です。

現実は・・

現実は、有給休暇は一ヶ月に1日消化できるかできないかくらいでした。また、業務も日勤帯、夜勤帯があり、不規則な職種なので、実際に週休2日取れているか微妙なときもありました。日にちを指定して希望を出せば、大体は休暇がとれましたが、スタッフに欠員がでると希望が通らない場合や、急遽出勤する場合もありました。

理想のキャリアプラン

理想は、追々は専門看護師・認定看護師としての資格を取ったり、ドクターヘリナースとしての資格やNICU看護師としてのキャリアも築きたいと考えています。

現実は・・

現実は、毎年病院内での人事異動があり、自身が希望していない科へ移動することもしばしばありました。
老健に転職したときは、かんたんな看護業務ばかりだったので看護師としてのスキルアップを放棄したこともあります。
学びたい分野については業務外の時間を使って学び、成果をださなければならないので、実際に資格獲得や経験を培うには、時間的にも体力的にも厳しいからです。実際は経験年数を積んで、制度を利用しながらゆっくりキャリアアップしていくしかないでしょう。